ウエットカットとは?
ウエットカットとは、髪を濡らした状態でカットすることです。濡らすことによって髪が膨張し、柔らかくなるためカットはしやすくなります。切り口もきれいに切れ、ダメージを受けにくいカット方法といえます。
また、濡れている状態の髪は一人ひとりの髪本来の癖、また結ぶことで付いてしまっているクセなどが落ち着くため、スタイリストにとっては切りやすいというメリットもあります。
その一方、濡れている状態では、水で髪が互いにくっつききますので、細かくシャギーやレイヤーなどを入れることはできません。また髪は乾いた状態のほうが大きく膨らみますので、髪の量の調整や質感の調整は濡れている状態ではしにくくなります。
そのため髪の形を見た正確なカットはしにくくなります。そのためウエットカットは、ワンレングスやぱっつんとそろえたボブ、切り目のラインを強調したショートなど、段やレイヤーなどを細かく入れて量や質感の調整をする必要のない髪型に向いています。
ウエットカットとドライカットの両方の利点を最大限に利用するため、はじめはウエットカットで長さをそろえざっとカットし、乾かして、髪の膨らみや流れを見ながらドライカットで仕上げるという方法をとるサロンが多いです。
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ウエットカット
-ヘア用語集/ホットペッパービューティー