オーバーセクションとは？

ヘアカットでセクショニングするさい、通常は頭の最も出っ張った位置で分け、上側をオーバーセクションと呼びます。

の量や頭の骨格、作ろうとしているスタイルによって変わってきます。

たとえば、頭の真ん中辺りから襟足にかけての髪にボリュームがなく、薄く見えている状態から丸いフェミニンな印象のショートボブにカットするには、このボリュームがない部分（アンダーセクション）は梳かずにアウトラインのみのカットにとどめます。

それに対して、オーバーセクションの後頭部、骨が出っ張っている部分（三日月セクション）は、髪が溜まり重くなりやすい部分なのでレザーカットにするなどして量感を軽くします。そうすることにより、襟足付近に髪が重く載ってしまい、潰れて見えるのを防ぐことができます。

続いて、オーバーセクションはレザーで削ぐように切り進めると、襟足のボリュームを調整することができます。オーバーセクションの髪は外側に来るので、ロングヘアの場合は特に、サイド、バックと最も目立ちやすい反面、紫外線などのダメージを受けやすい部位でもあります。